スキー: 2010年11月アーカイブ

今回のテーマは「外向」

なんて難しい言葉だろう。子どもたちに対して使う言葉じゃyないよね。
秒速で忘れるでしょう。子どもたちは。

単純に伝えるとすれば、「両肩を常に谷(これも変な言い方)向け続ける事」
これを今回のテーマとしました。

トレーニングは、フリーを「マッチ」と位置づけたM-T-Mで実施。
ずーっとトレーニングだけを行うのではなく、そのトレーニングをフリーに結びつける事を、
一回一回確認していくようにする。

トレーニングメニュー
1.両手を前に出し、常に谷(下)に向けたまま、ターンを行う
2.ツッパリターン(内側)
  ターン内側の手を谷に向けて(突き出して)
3.両ストックを突いて切り替え
  ストックワークで、谷に身体を投げ出す意識

このトレーニングによって、フリーの右ターンで身体が回ってしまう癖が完全に取れたようだ。
追加で、スタンスを広くするように指導した。
今日のトレーニングの成果をビデオで確認して理解を深めた。

・・・
今回のトレーニングから、今シーズンのOGASAKA-G-Termを降ろした。150cmの方。
朝一番の滑走では、スキーの走りを感じたようで、「身体が置いていかれる感じ」とのこと。
確かにターン後半の板の走りが良いようだ。
これが、板の性能か、プレートの成果かはわからないが、
プレートをトウとヒール分離型にした効果により、板のタワミがより出ているのかもしれない。

・・・
次回のトレーニングは、川村コーチにお願いする予定。
外部コーチのコーチングを私のM-T-Mメソッドにリンクさせて行く事が課題だ。

サッカーのコーチングメソッドに基づき、週末のトレーニングを行ってみた。
まず、その日のテーマを決めること

今回のテーマはエッジを立てる、寝かす、これを明確に意識すること。
ずらす事と切る事を意識して行えるようにするため。

今回は、マハルの友達も一緒で、その子が初滑りだった事もあり、このテーマを選んだ。

トレーニング方法は

1.横滑り(ずらし)
 上体を谷に向け、スキーを横滑りする。この際、トップとテールを同時に落としていくように
 意識し、更にスムーズに一定の速度で横滑りさせる。そのために、乗る位置、肩の向き、
 膝の緩め方を指導し、エッジを寝かせる事を意識させる。
2.ずらしを意識した滑走(ずらし)
 カービングたーんではなく、横滑りの延長での滑走。 エッジを常に寝かせてターンをする。
 上体は常に谷向きを意識させる。
3.横滑り(切れ)
 上記の横滑りに、膝の締めを途中に入れて、エッジが立つ事を意識させる。
3.山回り1ターン(切れ)
 サイドカーブを使って切れのある1ターン。ずらしは許さない。
4.飛行機ターン
 手を広げて、谷側の手を下げ、山側を上げる。
 腰の位置からくの字に曲げエッジを立てる事を意識させる。
5.つっぱりターン
 谷側の手を腰にあて、内側に倒す(押す)。内側の手を谷側へ出す(外向も意識)

これらのメニューを、フリー滑走を交えて行う。
つまり、今日はフリー滑走がマッチ。上記がトレーニングのM-T-Mだ。
ゲートTr.だけが、マッチとは限らない。

フリーでエッジを立てる、寝かせるを自在に扱えるように上記トレーニングを織り交ぜる。
ゲートでエッジを立てる事は当たり前だが、意外と子供達の中には、その意識が無い子もいる。

そして、M-T-MのTの時には、その練習の意味を可能な限り噛み砕いて子供に説明する事を
忘れない。(指導者としてのトレーニング意識も高まる)

・・・・・

週末の熊の湯は、雪が少なく、雨による雪の緩みと、無数の横に走るウエーブが、
技術向上にはもってこいだった。
ターン中、トップを下げる事を常に意識しないと、飛ばされて大きな弧になってしまう。
ターン弧を小さくするために、滑走幅を制限して練習させてみた。
SLの板を使ったマハルは、小回りの技術をいつの間にか身につけ、
リフト乗り場手前の塩を入れた斜面では、トップを回しこんだ見事な小回りを披露してくれた。
いつの間に出来るようになったんだろう?

・・・・・

さて、今週末は土曜日のみのトレーニングだが、
テーマは、"外向"

トレーニングメニューを考えよう。


kこの時期になるといつも考えることがあります。
それは、サッカーのコーチングをスキーに持ち込むと言うこと。

勿論、競技が異なるので、練習方法は異なるのだけれど、
少年・少女にスポーツをコーチすると言う部分は同じ。

オフシーズン(このブログだとどっちがOFFかな)にサッカーを教えていた感覚で、
スキーシーズンのコーチと接すると、こりゃなんですか?って思うことばかり。

サッカーは、日本協会から僕ら末端のコーチに対して、徹底してコーチングの仕方を
教え込みます。コーチだけじゃなく、審判も、果てはサポーター(保護者)のあるべき姿まで。

それに対し、スキー連盟は、指導者の育成が遅れていて、好き勝手なコーチスタイルが
それぞれの経験だけで行われているに等しいと思います。

集合が遅れた子供を、怒鳴り上げるコーチ。
未だに、スタートハウスの横でタバコを吸うコーチ。
(息子からは、練習中にコーチが忘れたタバコを鳥に行かせたとも聞いた・・・)

練習スタイルでは、
・ゲートトレーニングばっかり
・基本練習も思いつき(その時の選手の課題に沿っていない)
・シンクロコーチングの不足(ゴールで伝えているけどね)
・M-T-Mの考え方の欠如(ゲートでだめなら、フリーをして、またゲート)

子供の成長(身体や精神)を理解しているのか?
・男の子と女の子の違い
・小学生と中学生の違い

基本練習の欠如
・滑走と言う日ごろからかけ離れた感覚だからこそ大事にすべきじゃ?

・・・

こんな事を考えると、まともに頼めるコーチっているのかな?
自分が勉強してコーチをしたほうがまし?

で、
今年は、色々チャレンジ。
まず、自分で基本練習のメニューを考えた。
次に、このメニューを課題毎に分類し、MTMで的確に該当メニューに戻れるようにする。
これらを、裏付けるために、外部コーチのメニューについて、その意味を都度確認する。

こんなこと、考えてます。   どうなることやら。
軽井沢スキー場にやってきました。

Clipboard01.jpg

こんな状態は朝一番だけなんでしょうが、到着した8:30には
ピステンの跡など皆無。

手前のリフトはボード。向こう側に回るとスキーっていうすみ分けが出来ているようです。
少々病み上がりの感じだったので、午前中はまったり。
午後からの空いてくるのを待って足慣らし・・・。

それがそれが、この時期はOPENしているゲレンデが限られるので、
ライバルが滑っていて意識しちゃいますね。

我が家も、コブコブの狭い斜面を、上部の急斜面はなるべく板を下に向けてスピードを上げ、
下部は、コブの中を大回り(って言ったって10mくらいしか幅は無い)。

やはり、北のライバルはコブ斜面上手。滑りなれています。
こちらの練習環境は常に斜面はカチカチのフラット状態。コブなんてめったに滑りません。

しかし、
斜面が大きく変化するなかでも、良い位置に乗り続けることが求められるアルペンスキーでは、
このトレーニングには、やはりコブは重要。

調子に乗って終了時間までやったら、翌日私はぎっくり腰。マハルも腰痛。
無理はいけません。



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