スキーの指導法(11/23)

サッカーのコーチングメソッドに基づき、週末のトレーニングを行ってみた。
まず、その日のテーマを決めること

今回のテーマはエッジを立てる、寝かす、これを明確に意識すること。
ずらす事と切る事を意識して行えるようにするため。

今回は、マハルの友達も一緒で、その子が初滑りだった事もあり、このテーマを選んだ。

トレーニング方法は

1.横滑り(ずらし)
 上体を谷に向け、スキーを横滑りする。この際、トップとテールを同時に落としていくように
 意識し、更にスムーズに一定の速度で横滑りさせる。そのために、乗る位置、肩の向き、
 膝の緩め方を指導し、エッジを寝かせる事を意識させる。
2.ずらしを意識した滑走(ずらし)
 カービングたーんではなく、横滑りの延長での滑走。 エッジを常に寝かせてターンをする。
 上体は常に谷向きを意識させる。
3.横滑り(切れ)
 上記の横滑りに、膝の締めを途中に入れて、エッジが立つ事を意識させる。
3.山回り1ターン(切れ)
 サイドカーブを使って切れのある1ターン。ずらしは許さない。
4.飛行機ターン
 手を広げて、谷側の手を下げ、山側を上げる。
 腰の位置からくの字に曲げエッジを立てる事を意識させる。
5.つっぱりターン
 谷側の手を腰にあて、内側に倒す(押す)。内側の手を谷側へ出す(外向も意識)

これらのメニューを、フリー滑走を交えて行う。
つまり、今日はフリー滑走がマッチ。上記がトレーニングのM-T-Mだ。
ゲートTr.だけが、マッチとは限らない。

フリーでエッジを立てる、寝かせるを自在に扱えるように上記トレーニングを織り交ぜる。
ゲートでエッジを立てる事は当たり前だが、意外と子供達の中には、その意識が無い子もいる。

そして、M-T-MのTの時には、その練習の意味を可能な限り噛み砕いて子供に説明する事を
忘れない。(指導者としてのトレーニング意識も高まる)

・・・・・

週末の熊の湯は、雪が少なく、雨による雪の緩みと、無数の横に走るウエーブが、
技術向上にはもってこいだった。
ターン中、トップを下げる事を常に意識しないと、飛ばされて大きな弧になってしまう。
ターン弧を小さくするために、滑走幅を制限して練習させてみた。
SLの板を使ったマハルは、小回りの技術をいつの間にか身につけ、
リフト乗り場手前の塩を入れた斜面では、トップを回しこんだ見事な小回りを披露してくれた。
いつの間に出来るようになったんだろう?

・・・・・

さて、今週末は土曜日のみのトレーニングだが、
テーマは、"外向"

トレーニングメニューを考えよう。


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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2010年11月26日 08:11に書いたブログ記事です。

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