2011年11月アーカイブ

12月直前ですが、午前中は汗をかく程の陽気でした。
ゲレンデには幾つか雪を撒いた場所はありましたが、造雪はまだまだですね。

さて、照明ですが、水銀灯9機を設置しました。
業者の方2名+保護者5名で暗くなるまで掛かって設置完了。





H.Kさんが、業者さん以上に配線してくれたので、1日で収まった形です。
皆さん、ご苦労様でした。ありがとうございました。
怪我無くてよかったですね。

あとは、3日の通電でちゃんと点灯するか^^; です。
遠征で見つけた課題の一つ、「ゲートの上で踏む」
日本人と海外の選手の大きな違いとして、強く印象に残ったのが、
ゲート周りの掘れる場所。

日本人が一緒に練習すると、ゲートの下が掘れるので嫌がられるらしい。
ちょっと衝撃的な事実。
舵取りの意識が、最大傾斜線を過ぎてからに固定されているからだろう。

「ここを徹底的に変える」と言う、「ここを変えなきゃ未来に繋がらない」と言い切った。

・・・・・

シーズン初めの熊の湯のバーンは、程よい傾斜で、基礎練習には最適だと思うが、
この斜度だと、上で踏むのは難しいらしい。

8:00からのリフト乗車で、DEMO隊が出てくるまでの高速トレーニングから、
10:00以降14:00までの低速トレーニングは例年通り。
今年は、低速のトレーニングに片足スキーを混ぜるのと、
DEMOを横目に、掟破りの意図的なローテーションによるターンも取り入れた。
様々なシチュエーションが必要なのだ。

片足

14:30頃からは再び高速トレーニング。
状態を投げ出しての早い角付けと、長い軸を作る練習。

動画

今勝つ事より必要な事と信じ ・・・。
月曜日に無事帰国し、時差解消のため夕方の自主トレと
本日の(祝日)のチームオフトレをこなす。



SGのトレーニングセット。
乗り込みの練習には最適な斜度と長さ。(車山からロイヤルまでの滑走距離位はあるかな)

オフトレのポジション確認では、今シーズン雪上を経験している立場として、
他の選手より明らかに強いイメージで表現できていた。

気になるブーツの硬さも、遠征中盤からは問題なく乗りこなせていたようで一安心。
「とにかく前に前に!」の川村コーチがOKなようだから、大丈夫でしょう。

今週末からの国内雪上トレーニングで、もう一度ポジション確認でブーツの調子を見ようと思う。
左右異なるブーツ履いて滑るかな?
最近のシュナルスタールは、晴天続きだそうです。この時期には珍しいらしい。
(さすが、真っ晴)

でも、晴天続きでトレーニングも続き、昨日は急遽OFF。
そして、ベネチアへ行ったらしい。



水の都でしたっけ。
私は、ドイツWCの際に、弾丸ツアーでブラジル戦を0泊3日で訪問しただけで、
仕事も含めヨーロッパには縁がありません。

遠征もあと、1日?2日?を残すのみとなりました。

怪我もせず順調なようです。
先日コーチから以下のようなメールを頂き、競技が違っても子供を指導する立場として
共感できましたので掲載します。

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僕のアドバイスは基本的な動きを中心にコメントしているので
直ぐに→成績ではありません。

なぜなら今直ぐに成績を求め形や動きの少ないシンプルな滑りなどは
いずれ逆転されると思います。
今はスキー操作やポジション 様々なラインを覚える時期だと思うので
上記に沿ったコメントをしています。
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スキーに限らず、小学生や中学生のコーチを行う場合、
個々の選手の発育の状況によって、
今おかれている状況に振り回される事無く、
柔軟に対応しなければいけないと思います。


小学校高学年では成長にばらつきが多く、成長痛も始まります。
女の子の場合、女性の身体に変化するタイミングでもあり、精神的にも不安定になりがちです。
こんな状況で、大会の結果だけに振り回される事の無いように。
その子の将来のために今すべきこと を意識してコーチングします。
「コーチはその子の未来に触れている」
私がサッカーコーチ資格を取得した際に、インストラクターだった
尊敬する中学の先生の言葉です。

マハルのコーチは、この考えに近い所で接してくれているようで安心しました。




話題は逸れますが、
来年からのカテゴリ分けで、
K2は中2から高1の早生まれの範囲に変更されるようですね。
ここで、問題となっているのは、K2の年代の一番年上の時が
中3で受験と重なることのようです。
受験を取るか、スキーを取るか。

よっぽどの選手でない限り、受験優先になるでしょう。
そうなると、その前の学年から、「どうせ、中3でやらないんだから」となり、
スキーから離れて行く選手が増えるかもしれませんね。

ここ、SAJやSANはどう考えているのでしょう?
選手の層を厚くする事にも前向きでないのですから・・・・ 心配ですね。

やはり、全国大会への切符とか、海外派遣とか、そういうニンジンばかり
ぶら下げるご褒美的なやり方だけでは、育成は成り立たないと思いますよ。

先に繋がる将来有望な選手を含め、
多くの選手が、受験で1シーズンを棒に振らないよう、
有望な選手を、大会ではなく各地区のコーチの推薦制度を設け、
合同トレーニング等を、中3の時期に定期的に行っていく様な考え方も
加えて行く必要があると思います。

カスタムフェアであれだけ履き比べてえらんだのに、
雪上ではブーツが硬くて前に乗れないらしい。



フレックスは昨年と同様の70だが、REXXAM--->ATOMICに変わっている。
確かに、REXXAMは、カスタムフェア会場ではフニャフニャで、

とっても頼りない感じだったが、雪上に出ると丁度良いのか?
こうやって、写真で見比べると、バックルがワイヤータイプだったりして
REXXAMは確かに柔らかそう。

カスタムフェアでの選択ポイントは、
サイズ>前傾時の柔らかさ>履き心地>デザイン
これで候補に残ったのは、ドーベルマンとSTIだった。
最後にはベロの部分の感触でSTIに決まったのだが、
ドーベルマンには、フレックス60の選択肢もあった。
こちらにすべきだったのか?

現地でコーチが調整してくれているようだけど、帰国後は、昨年のブーツと履き比べて
ポジションをコーチに確認してもらおう。

実際、毎日の練習(マイナス10度以下のナイター)の事も考えて、
履き心地も重要な選択ポイントなので、じっくりと調整して行きたいと思う。
STIはパワーベルトも強力な感じなので、ブースターに付け変える事も
検討に入れたいと思う。

初めて写真を送ってきた^^;思いっきり楽しんでるらいしい・・・。
まーそれが一番だね。







3シーズン目となるGS-23。
生まれて初めてのOGASAKA。

それまで、外車のフラッグシップモデルを乗り継いで来たが、
K2-MOTO-GS-RACEにMarkerピストンプレートで
車山のビーナスコースのアイスバーンで練習中、
完璧な(自己満足)左足外足で切りあがった板は
私のアジリティーの範囲外で発射し、遅れ気味でクロスオーバーした足元は
バイクで言うハイサイド。
そのまま、林の中に突っ込んだ。
林を突き破った勢いで外れた板は、右足の膝を直撃し、その勢いで回転した身体は
後ろ向きで林の中を滑走。
大きな木の根元に背中から打ち付けられて止まった。
暫く呼吸も出来ず、膝はブラブラ。それから1年間は石井整骨院のお世話になり、
今でも膝の上には水が溜まっている。

これが4年前。
本当の板の性能を出してしまうと、今の身体能力では対応出来ないことを悟り、
この教訓から、レーシングのトップモデルを避け、ワンランク落として購入した。

初OGASAKAは、滑走面の仕上げ良し、WAXの入りよし。
何より、ずれている中からトップが食ってくれる感じが実に楽に感じた。

それからまた3年。
今年は長野県登録になり、マスターズに出場するとすれば、野沢カンダハーらしい。
あんなふかふかで先細りのコースでは180cmの板だって扱えるか分からない。
そこで、マハルのSG用の170cmを乗るのはどうだろう?
腰は足りないかもしれないが、ただ乗って降りてくるだけでもそこそこのタイムになるだろうから、
下手に板が走って、トラブルを起こすよりマシかもしれない。
なんとも弱気なレーサーになったものだ。
ただ、レギュレーションは大丈夫か・・・?

・・・・・

余談(タイトルと異なり)ですが、
昨日の高校選手権は見ごたえあった。
私がサッカー指導に関わるようになってからのLCVリーグ出身者が両チームに多数出場し、
懐かしくも成長を頼もしく見させてもらった。
雨の中それぞれが死力を尽くしたナイスゲームだったが、
結果は都市大塩尻の勝ち。PKでの決着は実質引き分けだ。
1・2年生が多数を占める東海三は来年が楽しみ。
勝ち上がった都市大は、今の長野のポジションを全国でしっかり確認して来て欲しい。



私たちのロイヤルヒルジュニアは恵まれているなーと強く思いました。
最大の理由(出来事)は、
富士見高原スキー場のナイター営業中止の情報!
まだ、同HPは、昨シーズンの情報のままで、ナイターシーズン券の記載もありましたが、
確かな情報です。

富士見ジュニアの練習場所は、パノラマか?ロイヤルヒルか?車山か?
いずれにしても、なれない環境だったり、移動距離の問題で、ジュニアや保護者の負担は
計り知れない。
それより、川上ジュニアはどうするのか?
表彰台をキープする選手を各カテゴリで輩出し続ける理由は、
コーチの熱心さや保護者のサポートにあるのかな?と思っていた。
富士見高原の火木のナイター練習も、はちまき道路を使って通ってくるのは
大変だなーとも思っていた。
それが、ナイター中止。
貸切で継続する手もあるのだろうが、お金が掛かるし。

・・・・・

皆さん、ロイヤルヒルに来てくださいよ。
私たちは大歓迎。
沢山の仲間(ライバル)と凌ぎを削る環境が選手を強くする。
これ、意義ありませんよね。

でも、これを邪魔するのは・・・
コーチのプライドだったり、その他諸々だったりするんじゃないですかね。
(勿論、それで食べている方がいるのも事実なので強要はできませんが)
選手の育成や強化、底辺の拡大なくして、専門コーチたちの将来も無いのではないですか?

サッカーのコーチ制度を流用してばっかりで恐縮ですが、
サッカーだってボランティアばかりではなく、お金を貰ってそれで食べているコーチもいます。
でも、それは、われわれボランティアのコーチが底辺を拡大し、
その中から伸びてきた選手や保護者が、もっと専門的にとか、更に良いコーチにとかって言う
考えへの選択肢です。
そこまでは無い選手たちも、トレセン制度で上に引っ張り上げられて行きます。
これに掛かるコーチフィーは全て無料です。


ここまで書いてからで、すいません、
それで食っていない立場だから言える事なのかもしれませんし、
更に複雑な事情も絡んでいるのかもしれません。

でも、
競技スキーの世界にも、プレイヤーズファースト の考えを是非お願いします。

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