スキー: 2013年4月アーカイブ

今回のJOCも思い知らされた事が幾つか。

1.フェリーは携帯圏外

昨年は法事と志賀少年の関係で往復飛行機で対応したが、
とんでもない費用になってしまった。
今年は最終日が仕事で東京に入らなければいけないが、
往路はフェリーで行って節約しようと考えていた。
しかし、新潟から小樽への航路の殆どが携帯圏外だと気が付いたのは出発前日。
それから松本空港からのFDAで空席を確認し、かもい岳温泉ホテルに送迎をお願い
すると共に、前泊宿泊の手配も取った。
結局、幾分かの早割りが効いた昨年より割高となる。。。

2.エッジが甘い

ファイルガイドの使い方が間違っていた昨年と違って、きちんとエッジは立てて
あるはずが、あちこちから駄目出しを食らう。

川村さんは
「こりゃー酷い。」
「道理で硬い所でテロッていたわけだ!」
「マハルが可哀相だ。」 ・・・。

急遽、かもい岳温泉ホテルで川村サービスマン登場。
見事に、ギンギンのエッジに仕上げてくれた。(1本だけ。。。)

それから、何時間掛かっただろう。
全ての板のエッジを立て直し。  ・・・まだ肩痛い。

初めて、エッジでカッターナイフで切った様な薄皮だけ剥ける怪我をした。。。

あと、ブラシ。
ナイロンも馬毛も持参せず、
全部ブロンズMIXだけで対応していることがばれた。
これも、スキー場内のショップで、SNOLIのハンドブラシを
ナイロンと馬毛2つ購入。
これでブラッシングした時の滑りの確認があるわけも無く、
WAX後の処置が変わってしまい、経験値がゼロとなる。


翌日は、エッジがちゃんとした板で、
滑りに影響が無いかどうかの対応も必要だった。
(翌日って大会当日^^;)

結局、
その時の思い付きで道具を買ったり、安物を探して代用したり、
そんなツケが大きな大会に回ってきてしまったようだ。


ただ、今後は中学生で自分で対応する事が増えるので、
雪のある間に慣れる時間も考慮して、
帰宅して早速、足りないもの一式購入。数万円。。。チーン

DSCN7325.jpg

でも、道具って素晴らしいですね。
まだ、そんなに使っていないけど、手前のガリウムのシャープナーは、
面玉飛び出るほど高いけど、その効果絶大!

握力の無い選手は、固いWAXを上手く落とせないけど、
このシャープナーは何時もスクレッパーを新品同様の切れ味にしてくれる。

もっと早く買えばよかった。




素人親父は本当に困る。



ガンバロー親父。
まず、前半で書き忘れた事を2つ。

1つ目は、歌志内公民館で行われた開会式。
昨年同様、各県毎の入場行進、砂川高校ブラスバンド部による歓迎演奏。
なまはげの歓迎踊り(台詞もしゃべる人も同じ)。
来賓祝辞と選手宣誓、選手退場。

特に変わった所は無かったけれど、
来賓の古川SAJ競技部長の言葉は心に染みた。

DSCN7267.jpg

「ここに参加している選手の皆さんは、日本スキー界の宝です!」
この事の重さを実感した、コーチが沢山いた事を期待したい。

競技スキーに対するコーチングメソッドの確立が求められている。
一部で始まり尻つぼみになったコーチ資格取得の流れも復活するだろう。
(しなければいけない)
何処で、誰に教わっても、基本理念は変わらず、
変更する部分にはきちんと説明をして納得させる。
自己満足ではなく、常に選手目線。
目先の勝ち負けに拘り過ぎず、次のカテゴリへの一時的な預かり物という意識。
とにかく、プレイヤーズ・ファースト!

そして、選手自身は、保護者、コーチ、スキー場関係者、全ての皆さんに感謝の気持ちを
忘れずに、一生懸命練習すれば、オリンピックに出れる!(なまはげの言葉)

DSCN7276.jpg

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2つめは、シリーズ総合の表彰式。
本来は志賀高原の大会後に行われる予定だったが、不幸な事故で中止となり、
全ての対象者が集まる最後の機会であるジュニオリで行われる事になった。

DSCN7286.jpg

今年のジュニオリ参加者全てとコーチで祝福。
この集合写真は、参加した良い思い出となるだろう。
皆の笑顔が証明している。


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さて、大会2日目。GSL。
練習日に滑った大会バーンの感覚が大きく、セッターも北海道の方と思い、
NHK杯で使った156cmの板をチョイス。

しかし、セッターは富山の方で、セットも縦目。
一部ウェーブ越えの左足外足の難しいラインはあったが、
そこだけで、あとは行け行け。最後の緩斜面が非常に長く感じるセットだった。

しかし、これは滑った後の結果論。
潜在的に156cmが良いと言う思い込みがあったと思う。

・・・

バーンは硬く締まって、後半でも荒れてこない。素晴らしいコンディション。
マハルはNHK以上の緊張感に押しつぶされそうになるのを、
自分を信じることで打ち勝とうと必死だった。
DSCN7315.jpg

JOC 2013 GSL マハル6番スタート。
DSCN7316.jpg

しっかりと身体を動かし、ラインも縦を狙った意欲的なもの。
中間掲示があればラップだろう。

しかし、緩斜面が走らない。
どんどん遅くなる。 ゴールラインに差し出す右手。 ゴールが遠い。
結果5位。

もう少し体重があれば、長い板を選んでおけば、WAXももっと・・・
しかし、これもレース。
優勝者からのタイムもコンマ数秒。
そんな僅差レースの世界に足を踏み入れ始めたのだろう。


結果的に負けてしまったけれど、


課題があるから上手くなる。
上がいるから挑戦できて、
夢があるから強くなれる。


小学生最後のレースが終わった。  

さー中学生! 待ってろよかもい岳。
CP0403.jpg
来年も絶対来る!    (・・・来たいな~。)

1年ぶりのかもい岳。
相変わらずの環境で全てについて満足できる大会だった。
環境とは、スキー場だけでなく、そこに数日間滞在するために必要な全ての要素。

「今年もここに来たなー!」 と思わせてくれる。
写真: 今年も素敵な斜面を用意して待っててくれました。
右に曲がりながら左足外足下がりのウエーブ2発
+緩斜面にも大きいの1つにナチュラル2つ。

豪雪が続いた北海道も、歌志内自身では例年と変わらない積雪量で、
大会開催には何の支障も無かった。

ただ、最近の暖気で雪面は緩んで、練習日には塩を入れて対応。
昨年より1週間遅い開催は、かもい岳でもコンディションを保てないのかと思えば、
大会日には、きちんとパックされた素晴らしいバーンが用意された。
DSCN7292.jpg

CBのスタート位置から見たCB,SLコース。

GSのスタート位置からCBのスタート位置まで降りてくる際、
横滑りで降りてくるスキーが全く引っかからない。 
信じられない感覚だが、「横滑り気持ちいい!」

写真には幾つものウェーブが見えるが、
平面である所は、きちっと平面。
ピステンプーリーが如何にきちんと掛けられているかを実感する事が出来た。


~~~~ 練習 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

1日目の練習は、かもい岳レーシングに入れてもらい、
大会バーンにGSセットで練習。
下から見て一番左の急斜面、更に此処はウェーブも一番大きくなる所。
北海道のセッターで、細かいセットに加え、このウェーブで、
何人も飛ばされ、ウェーブの向こう側ではエッジが掛けられず滑落していく。
これほどまで、ウェーブの影響は強く出るのだ。
普段の練習でこんな環境を滑らせたいと思い、スキー場に掛け合っても、
一般のお客さんには危険という判断で中々作ってもらえない。
それが許されるかもい岳と、そこで練習出来るジュニアが羨ましい。

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2日目の練習では、長野県連と新潟県連の合同セットで練習。
その中、新潟の子で素晴らしい滑りをする小さな女の子を発見。
聞けば6年生で、関西から妙高に来たのだと言う。
マハルとこの子だけ別格の滑りをする。 
なんだか、マハルを小さくしたみたい。 よく似た動きのあるフォーム。


~~~~ 大会 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

大会初日はCB。天候は小雪。
バーンはそこそこ締まって来たが前日までの暖気で緩む可能性が高かった。
しかしマハル3番スタートと絶好の位置を貰った。
板は143cm、WAXは黒+白。スタートWAXはフォルクルのサービスを受け
TokoのWAXを入れて貰った。

DSCN7293.jpg

JOC2013 CB マハル3番スタート。
昨年と同様、最初の数旗門のSLはショートポール。
ここでリズムを取ってSLのロングポールに入る。
ショートと同じふり幅でも、ロングになるとゲートから離れてしまう所は修正が必要。
そしてGSパート。 斜面のウネリが牙を向く。

県連のコーチ一斉の 「さ(そ)行けー!」 の大きな掛け声に後押しされる。

緩斜面に入る変化の部分から始まるSLパートにGSのスピードを保ったまま突っ込み、
逆手で弾いて突入。
そこからのSLパートを、大会で使い慣れない逆手で対応する。
ずれる・・・。

そのまま、最後のGSパートを通過してゴール。 2位。
1位の地元ジュニアの子に負ける。
このまま2位かと思われたが、昨日注目した新潟の子に0.02で負け3位。

結果銅メダル。
DSCN7314.jpg
日の丸と五輪の入ったメダル。

北海道の選手の完成度の高さと、新潟のセンス抜群の選手の登場。
こうでなくっちゃ、つまらない。

明日は、GS。 一番高い所に上がれるか? 

続く・・・。


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