スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBA: 2011年9月アーカイブ

白樺湖ロイヤルヒルに上山さん(UPLINEパノラマレースセンター)が移って来ます。
富士見パノラマでのレースセンターが、スキー場の都合で専用コースが使えなくなった模様。
あのラーチコースはコースの長さも変化も素晴らしいものだったんですがね。

スキー場の経営が富士見町に移ってから単年度黒字化して、いい調子になってきているな
と思っていたのに・・・更なる集客を目指してスキー場が判断したのかもしれません。

では、移ってくる我がロイヤルヒルはどうかというと・・・
数少ない本格的なハーフパイプを始めパークが充実。
ボードでもスキーでも圧倒的にフリースタイル系。
アルペンの格好で滑っているとちょっと浮く・・・。

そんなロイヤルにUPLINEの上山さんが来る。
ラーチのようなポール専用バーンは第2クワッド右しか無く、距離はラーチの半分程度か。
第4のコブ斜横は、コブ斜面に行くスキーヤー・ボーダーが横切り、
専用バーンには出来ない。
元々上山さんの所は年配のレーサーも多く、色んな課題が見えてくる。
ナイターポールも開催すると言う事だが、メインコースにはポールは立てられず、
ジュニアの練習バーン(第4横)になると思うが、
パノラマの中央ゲレンデとはコースの難易度は雲泥の差。
とても、一般のレーサーがゲート練習出来る状況ではない。
何しろ暗い!
私も何度か同じゲートに入ってみたが、ジュニアの視力だからなんとかなるのであって
私のような初老のレーサーには次のポールすら満足に見えないのだ。

SRJCとしても、金曜夜の練習が重なる事が予想され、これをどうするかが今後の
課題となる。
ジュニアで設置を検討している照明は、上山さんにこそ必要なものになりそうだ。

課題は色々と有るだろうけど、スキー場としては、沢山のお客さんを連れてきてくれる
レーシングスクールは歓迎のはず。
経営が厳しくなる中、ジュニアの練習に多大なる協力を頂けるスキー場に対し、
SRJCとしても、皆がハッピーになれるよう、
お互いにメリットのある方向を目指したいと思います。

それにしても・・・
車山に千葉さん
エコーに川村コーチ
ロイヤルに上山さん

密度高っ。

今回のテーマは、「緊張」

スタート前の適度な緊張は必要なのかも知れないけど、
大抵の選手は過度な緊張と共に、撃沈してしまう事が多い。

普段の練習で出来ていて、本番で出来ない、いわいる「本番に弱い!」という状況。
・頭が真っ白になる
・体が思うように動けない(動かない)
・単純なミスを犯す

これらの対策として最も有効なのは、「慣れる」と言う事か?(大会慣れ)

でも、もう少し進歩して、
緊張をマネージメントする能力を身に付ける所までをオフトレの目標としたい。

で、今日はその一回目。

20人弱の選手と保護者が見守る中で、
一人ひとりが行う(全員が注目する)状況を多く作る。

そのメニューの一つがこれ。


小学校の先生や、サッカーのコーチが見たら卒倒して、時には怒鳴りつけるかもしれない
「ボール乗り」

写真ではボールキャッチまでしていますが、まずはボールに乗る所から。
慣れると大抵の選手は乗れるようになるんだけど、
先週のトレーニングからやらせ始めたメニューなのでマダマダ乗れない選手も在り、
乗れるようになった選手でも安定せず、数秒で落ちてしまいます。

このメニューを、一人づつテスト。一人3回づつの試技が可能というルール。

乗れるようになっている選手も、3回の内に成功させなくてはならない。
1回目2回目を失敗すると、結構な緊張感(プレッシャー)が掛かる。
「下級生のあの子も出来たのか!」 と言うプライドが生むプレッシャーもあったようだ。

ボール乗りそのものは、暫く練習すれば乗れるようになるけど、
バランスボールと違って、体幹に掛かる負荷が大きい。
30秒も乗れば、暫くは太ももが疲れて乗れなくなる。

ボールに乗ったままで、上体のストレッチ+屈伸を行う事でわざとバランスを崩す。
そして、写真のボールキャッチ。
楽しみながらのトレーニングメニューの一つとなって来た。

そして、もう一つのメニューは8ラン。

傾きと骨盤の向きを意識させて、滑りやすい(体育館古いので)床で、
早く走るコツを掴んで行く。

これも、コースタイムを意識した周回数で、一人ずつタイム計測。
思いもよらない選手が良いタイムを叩き出したりして、最初から良い刺激となる。
これも、それなりの緊張があったはず。

さて、次は何で緊張させようか? S 系かな。


まるで登山チームみたいです。
2回目のチームトレーニングは、戸隠山登山を含む3日間。

戸隠山と言えば、標高は2000mに満たないけど、
「蟻の戸渡り」を含む危険箇所が多い事で有名な山。

地元の横岳に匹敵する難所と聞いてます。
(私は戸隠は蕎麦すら食べに行ったことありません^^;)


小学生(マハルだけ)と高一のアヤカは、
ハーネス+アンザイレンで、桑本コーチに確保されつつ登ったという事です。

登山って、トレーニングとしてはどうなのか?
先日の夏休みで阿弥陀に行った時にも気がついたんですが、
登りの苦しさも勿論。
下りの難しさがスキーと共通する部分があるという事。

一歩一歩の落差がもたらす、脚部への負担と、
滑りやすい斜面への対応。バランスや加重の掛け方への気遣い。
これらを、登りで体力を消耗し、低酸素状態で判断し続けることの効果。

3回の夏季トレーニングに必ず登山が入っている理由はその辺りにも
在るのでは無いかと思う。

それにしても、ハーネスとアンザイレン・・・。 登山も一人前になったようだ。

次回が最後の夏季トレ。10月8日~の3日間。
今度は爺ヶ岳だそうです。

2回目のトレーニングは、大会時のコースタイムを意識したトレーニングを加えた。
大きな大会を除き、小学生の大会の殆どは、30秒~40秒程度がラップタイムなので、
その時間を頭と体で意識してトレーニングをする。

多くのトレーニングが長くても十数秒で1サイクルで終わる中、
ジャンプ系のトレーニングとミラードリルを30秒間実施。
最初の10秒、中間の10秒、ラスト10秒をコールして意識を高める。

スキーの大会では、ゴール前で手を抜く事は無いだろうけど、
オフを含めたトレーニングでは、意外と最後を抜いて終わる選手が多い。

例えばラダーなら、2本繋げて最後の3マスをキチンと踏む事を強く意識させる事で
頭も身体も一番辛い所で頑張れる力が付くはず。

次回以降、上級生は大きな大会向けに徐々にこの時間を延ばして
集中力と、身体能力を高めて行きたいと思う。

今回の課題としては、
2回目にして、メニューを先読みして「あーこれか。」と言う選手たち。
飽きさせない様に、常に新鮮なメニューを提供する事もコーチの必須用件。
もっと、引き出しを用意しなければ。

・・・・・

さて、今日はスペシャルゲスト。川村コーチ登場。
明日、冬の打ち合わせにエコーに入るのを誘ったのだが、快く参加してくれました。



ミラードリルで川村コーチとマッチアップすることになった私ですが、
年は4つしか違わないのに、流石に鍛えられていて、左右に振られてもびくともしません。
・・・参りました。
シーズン前に、速筋をアップするメニューに変えていく必要を感じました。

そして、
練習最後には、楽しむメニューを入れます。
今回は尻尾取り鬼。
個人戦とチーム戦で2回実施。
チーム戦では黄色チーム最後に残った川村コーチを赤チーム最後に残った姉妹2人での対戦に。

もう一回やりたい、と言う選手たちですが、その一歩手前で辞めるのも大事なんですよ。
きちんと、ストレッチで体をケアする時間を取らないとね。

川村コーチありがとうございました。また都合が合えば参加お願いします。


ショートコースって言っても、標高差100mはありますかね。
小学生の女の子には、中々手ごわいヒルクライムです。


台風の影響で散らばっていた枝や葉が心配でしたが、
綺麗に片付けられていて、安心して走れました。
(アカシヤのトゲが意外とヤバイ!)

自転車は、上体の強化も伴い、とても良いトレーニングなんですが、
日が短くなって来ているので、暗くなると危険もあり、この時期出来る限りやっておきたいと
思ってます。

秋のチーム遠征の案内も届き、あと1月ちょっとでやれる事は限られていますが、
雪上で不足の無い状態に持って行ってやりたいと思ってます。



白樺湖ロイヤルヒルJr.スキークラブで、SRJC。 SRJSCじゃ無いかって気もするんですが、
某大会係の方が使い始めてそのまま使われていますね。

さて、
チームのオフトレとしては、一昨年、2回程開催したんですが、
今年は、チームから強化選手が出たり、ジュニアオリンピック出場
(震災で開催されませんでしたが)
選手も2人出てきたりしていて、冬だけトレーニングしているんじゃもったいない状態。

・・・
しかし、市協会が何かしてくれるはずも無く、
県の強化指定されても数回のトレーニングがあるだけであとは選手任せ。
こんな状況では底辺拡大どころか、才能のある選手でさえ、いずれなにがしかの理由で
スキーを離れてしまうのは明白。
有名所のスキーコーチの皆さんは、オフトレを(勿論有償)開催していますが、
そこに行ける選手は限られて居る訳で・・・

今は未だ、つぼみのままで(花開かない)選手でも、次のカテゴリで実を結ぶかもしれない
そんな選手を大事に救って行く。サッカーで私が心がけている気持ちをそのままスキーにも。

しかし、
サッカーコーチとしては、保育園児から中学生まで、コーチ経験がある僕ですが、
スキーコーチが出来るのか? そんな疑問は今でも大きくあるのです。
でも、
雪上はともかく、陸上の基礎トレーニングは、サッカーに共通する部分が多く、
今までの経験が生かせると(勝手に)判断して、先日から毎週1回。雪上に出るまで
開催する運びとなりました。

初回参加選手は、ほぼ全員。(ほぼ全員っていってもこれだけ^^;)


本来、車山で社会体育として対応してもらえる中学生も参加しました。
(車山ジュニアのオフトレーニングの開催は今年は行われているのかな?)

今回一番のポイントは・・・
個々の選手の雪上でパフォーマンスは把握しているつもりだったけど、
陸上になると改めての発見がなんと多い事か。

今のところ、今年の陸トレとしては、
アジリティーと体幹トレーニングがメインとなる予定ですが、
たった一回行っただけで、
「スキーそのものが邪魔している個々の能力」 
みたいなものが見えた気がした。

それってのは、元々の運動能力が高いにも関わらず、スキーの扱いが下手だったり、
道具の問題で、雪上ではうまくやれていないのではないか? と言う事。

そこさえ、突破させてやれば、グンと伸びるのかもしれない。

(今年の協会指定の彼女も6年生の時のちょっとしたアドバイスで大きく伸びたし)

可能性を感じさせてくれる選手達。
友達も誘ってくれて人数も増えてきたし、
来週もトレーニングを楽しもうー。(お父さん達もね)
暑さがぶり返して来たこの頃。蓼科でも30度に迫って来ます。
そんな中、朝から少年サッカーのコーチ。初夏の様に身体が対応出来ない子もあり、
熱中症は再び予断を許しません。

それでもアップメニューは、来週から始まるスキーチームのトレーニングに合わせて、
SAQのメニューを洗練していきます。

そして午後からは、インライントレーニング。
少年サッカーのグラウンドから標高で200m以上高い公園の駐車場を一人占めして、
不慣れなインラインを内足のリードの意識と、外足の踏み込みで1ターンづつ。
内向・外向を切り替えて足元から来る感覚を感じながらじっくりと練習。


今年から、長野県登録で頑張る私も・・・


実は、小学校の頃は浅間国際スケートセンターの大会に出場していた、
スピードスケーターなんですが・・・難しいですね。インラインは。
スピードスケートと違って、内足1本で軸を作る動作では無いですからねスキーは。
滑走感覚を得るには良いと思うんですが、内足主導になるのがどうも危険な気がします。
レギュレーションの変更もありますから、
インラインでは、
内膝を倒す事で外足の邪魔をしないようにして、バランスが崩れた場合の補助とし、
やはり、外足を踏み込んで外力を感じつつ、きり上がって来る感覚を大事にしたいです。

公園内には、芝の斜面も沢山あり、自宅の芝で練習したメニューを斜面を
使って負荷を上げて行きます。


そして、私は夜も続きます。
3級審判更新講習会@アルウィン。


毎年、冬に講義形式の講習会を受講していましたが、昨年から殆どの土日がスキーで
つぶれて来たので、今年から実践を交えた更新講習会。
(背中は、U-15の選手兼審判 アヤカ。)

アルウィンのピッチ上で実践を交えてプレーや審判を行いましたが、
とても為になりました。

問題  試合中のPKを蹴る選手が入れ替わって、別の選手が蹴ってゴールが決まった場合は?
回答  得点は認められず、反スポーツ選手行為としてイエローカードを提示し、PKマークより
     相手方の間接フリーキックとなる。

PKマークから??? そしyて間接???
知りませんでした。
何より、"PKのキッカーきちんと限定する必要性が主審には有る"と言うこと。

普段、降りることの無い、アルウィンのピッチを走れるだけでそれなりの感動ものです。
(女子のチームをコーチしていると、結構その機会も有るのですがね・・・女子の特典)

・・・・・・・・・

はてさて、ようやく本日終了。再び日焼けで真っ黒。
あと、2ヶ月かな。サッカーは。




運動会は5年生から器械体操が種目に入ります。
身長も体重も前から数えた方が早いのに、なぜかサボテンもピラミッドも下。

サボテン(肩車して頭を抜いて膝に足を乗せてに支える)が、体重の重い子を担がされる。
「なんでー?」と抗議したらしいが、覆らず。
肩車で持ち上げるのが、練習で数をこなすと疲労で上がらなくなるようだ。
(そりゃそうだ上の方が重いんだもの)

先生「筋トレしてきてね」
マハル「あまり筋トレしちゃいけないってお父さんが・・・(心の中で)」

先生軽々と言うもんだね。と思ったが、
丁度9月からのトレーニング用にメディシンボールが届いたので
これでスタビライゼーショントレを教える。以来毎日1セットづつ(それ以上やらせない)実施。



1Kgと2Kgをメニューによって使い分け、過度な負荷を与えないようにケアする。
右の、クレーマーのバランスマスターは以前からあるバランストレーニング用。
石井整骨院で頼んで買ったけど、今は楽天で買えるのね。
(yukaぱぱ、これバランスボールより良いよ!)

マハルはスラックラインをマスターしてからは、このバランスマスターも簡単にこなし、
乗りながらメディシンボールを左右前後でキャッチする技もこなす。

長男や私もチャレンジしたけど、駄目。
スラックラインは私も渡りきれるんだけどなー。
これって、筋力や体幹だけじゃないね。なんだろ。



季節は秋になろうとしている今週。
皆がすっかり夏休みを取り終えた頃、毎年のように私の個人的な(寂しい)夏休みが貰えます。
なんと5日間

今年は停電対応で、5月~6月一杯で、
サーバーを大阪に移動する鬼のような仕事が入ったので、
夜昼無いスケジュールが続いていましたが、
「全国何処へ移しても電力不足は変わりなし・・・」 という落ち? を迎える頃に作業は完了。
結局何のための移動なんだか分からない状況でしたが、
ハウジングコストが下がって、私の仕事が増えたので
良かったと言う事にしておきたいと思います。

さて、夏休み5日間ったって、何もすることが無い。子供は学校だし、友達は仕事だし。
しょうがないので、グレステンに伊藤さんを訪ねて行くと、「平日は予約してね」と断られ、
それではと翌日野宿に行くと、夜中に仕事で呼び出され、通信環境が悪い中で対応。
翌日は、どうしても今日やってもらわないと と言う仕事で事務所に戻り。

通信環境が悪かったのはここ!しらびそ高原(20年ぶり)


・・・
結局木曜日と金曜日だけの休日となる。なんだかなー この2日は絶対仕事しないぞ!
と決めた。

まず、木曜日は、八ヶ岳で唯一踏んでいなかった阿弥陀岳に行く。
久しぶりの登山でペースが掴めないで喘いでいると、後ろから年配の人が迫ってくる。
「この急峻な尾根道で追い越されるのはアスリートとして我慢できない!」
とペースを上げると、段々身体が動いてきて、コースタイム90分短縮。

阿弥陀山頂から赤岳


権現岳から富士山


でも、こんな事するから、下りがヘロヘロ。 四頭筋痛い!
しかし、
行者小屋でシェルパ斉藤と思わしき人物と遭遇し。
なんだか昔の仲間をに会った様な気分になり、
よしゃーいいのにまたペースが上がる。

美濃戸口まで戻った時は疲労困憊。 (・・・当たり前)
なでしこJapanを応援したら、そのまま寝てしまった。

そして、案の定今日は昨日の疲れが出て、何もする気になれず、
お蕎麦を食べて、温泉入って、まったり。
夕方からは、せめてヒルクライム行くかな。

それより、来年の夏休みはもっと計画的になろうね。



先週末金曜日からのファクトリーチームの強化合宿。
全中制覇の選手が何人もいる、お兄さんお姉さんの合宿に参加。

開催場所が先日のアルペンサポートの合宿と同じあるふぁべっとだった事もあり、
友達が不在でもコーチを頼りに参加すると本人が決めた。

初日の内容は、ヘッドコーチと外部SAQトレーナーを頼み、
冬の為の運動理論に裏付けられたSAQとスタビリティとボルタリング。

写真は初日のボルダリング。


SAQトレーナーは、ヘッドコーチが腰を痛めた際にリハビリに通った近くの病院の大江先生。
私もSAQを教える立場として、どのようなメニューを行い、どう組み立てて行ったのか、
とても興味があったが、仕事と、地元サッカーのコーチとキッズスクールがあり、身動きが取れず
残念だった。

翌日は、恒例の階段ダッシュ+バランストレ
高校生や大学生と一緒にヘロヘロになった後、
夕方から富士山登山。
登山ったって、走って上る、ファルトレックトレ。

山頂では、チームの横断幕(宣伝も忘れない)に包まって暖を取りながらご来光を拝み、

下山は、5合目までみんなで駆け下りるファルトレックトレ。
滑りやすい斜面に対応するため、「スキーと同じでサー、前に乗んないとだめだよ!」とか
コーチングし合いながら走ったらしい?

帰宅すると、そのまま眠りに落ちていた。

「あと、2回の強化合宿も絶対参加する」 らしい。


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