サッカー: 2012年8月アーカイブ

長野県 女子U-22選手権(準決勝・決勝)@松本
アルペンサポート夏季合宿@大町
中学諏訪リーグ審判@富士見

※これに加えて、少年の新人戦があったが、
 とてもこちらに振り向ける時間は無い。
 (しかし代表として、この関わり方では、選手や保護者、そして他のチームにも
 迷惑をかけてしまう。 早めの決断が必要)

アルペンサポート夏合宿は、水曜日からの開催だが、夏休み明け直ぐのため、
土日のみの参加。
土曜日は登山。
扇沢から、爺ケ岳に上がり、針の木まで縦走してくるコース。
コースタームで言えば、2泊3日でも良いものを1日で日帰り。
苦しみのみで、景色など楽しんでいる余裕は無いのか。
翌日の練習内容を見直す程の疲労まで追い込んだようだ。

しかし、天候が安定しないこの時期に、レベルの異なる選手をこの工程に
連れて行った判断は問題あるだろう。
山を舐めてはイケナイ。
雷雨になったら・・・逃げ道の無い縦走コースを選んだ所からが間違いの始まりだと
思うが、トータルのコースタイムに対する余裕の無さも問題。

恐らく、相当に反省もしていると思われるので、次回はこのような事の内容に願う。

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そして、U-22選手権。
かつてのメンバーと一緒に急遽合流することになった長女。
決勝戦は30度を越す人工芝のピッチで、かなりの消耗だったろうと思うが、
東京での試合に比べれば、随分と楽なのかもしれない。
最後まで運動量+コーチングが落ちる事はなかった。

結果0-2で敗。 
相手メンバーもかつての先輩たち(オーバーエイジ枠5名)で、
完全に崩される事なく、持ちこたえられたのは、全員の守備に対する意識の高さだろう。
中学生はこの経験が次に繋がる。

北信越大会進出も決まった。10月最終週。
帰って来れるのか?
DSCN6723.jpg

vs メキシコ 4-1 勝利。

3点目のゴールを決めた横山久美(19)湯郷ベルは、東京都十文字高校出身。


長女の文京学院高校と同じく東京7強の一角。
ボランチとトップ下のポジションからマッチアップする事が多く、
何度と無く対戦し、その度に、振り切られ、抜かされ、ゴールを決められた選手。

2年前の東京都高校選手権では、2-1で勝ったものの、
1点を取られたシュートは、まさに昨日の夜の位置からのミドル。
エリアの左側から、ゴール右隅を狙いすましたシュートは、誰も入るとは思わないだろう。
そんなデジャブのようなゴールだった。

当時から年代別の代表に呼ばれた選手だが、
この年代は本当にタレントが豊富だ。
サッカーの技術面から見たタレントだけでなく、
ビジュアル的にもタレントが多く、早くもフジテレビが目を付けているようだ。

長女と同世代の、かつて同じピッチでプレーしていた選手が
活躍するこの年代は、「ヤングなでしこ」 と命名されたらしいが、
メディアに踊らされる事無く、次のW-Cupの連覇と言う夢に向け、
この年代でのプレーを楽しみレベルアップして行って欲しい。

しかし、「オレだ!オレだ!オレだ!」 をやるとは、流石 くみっきー!

お盆明けの17日から3日間、
東日本少女サッカーU-12交流大会@川上村に参加。

DSCN6456.jpg
この時期(お盆明け)直ぐに、金曜日を含んだ3日間の日程は、
選手は夏休み期間でも、コーチや保護者の対応は中々難しい。
案の定、帯同審判が不足し、金曜・土曜と3~4試合/日の主審をこなす。
(そして、土曜の夜は徹夜仕事)

更に、運営側も初めての開催と言う事や、地元にサッカーチームが無く、
女子サッカーの人気に目を付けて、試み的に始めた感が強く、
各チームに掛かる負担も大きい。
(夕食後の交流会や、早朝のレタス収穫など)

この欲張りな企画に見える部分も、少女サッカーに注目して、
村の魅力を全国にアピールしたい気持ちは強く感じられ、
我々スタッフの多少の努力で、このような大規模な大会がどんどん企画されるなら、
努力は惜しみません。今後とも宜しくお願いします。

さて、アビエスは、他の参加チームの突然のキャンセル等で、
例によってSEAとSKYの2チームで参加。
3~4試合/日という、過密日程。

試合から学ぶ物が多いこの年代。
チーム内でレベルの差が大きくても、辛抱してレベルの引き上げに努力する
上級者の選手たち。

そんな、選手の為に、1試合だけAチームを作って試合をさせる事を提案。
フレンドリーマッチながら、大会負け無しで、
多くの試合で得点10点以上、失点は殆ど無しの埼玉のチームと戦する事になった。

「また、勝つ喜びを味わえないか」 と
心配したが、相手の圧倒的なスピードに対し段々と為れ、
個々の役割をきちんとこなす選手たち。中々ゴールを割らせない。
そして、得点。
Aチームの選手の喜びは大きく、
やはり、このチームで沢山ゲームをやらせてあげたいと強く思った。
僅か、1ゲームの前半だけのAチーム戦だが、選手たちも北信越に向け、
手がかりを掴んだと思う。

DSCN6546.jpg

DSCN6547.jpg
写真は、SKY,SEAに分かれてのチームで、中盤を任されたマハルのドリブル突破。
しかし、相手のファールで転倒の巻き。
もっと、フィジカル上げろよ。

昨年のワールドカップの再現か。
レフェリーまで同じ。

しかし、今年のなでしこは昨年とは別のチームのよう。
アメリカのポゼッションとパワーサッカーに防戦一方だった昨年。
今年は、全くの互角。ボール支配率でも互角以上の展開から、
アメリカゴールを何度も脅かすプレーを繰り返す。

結果は1-2だが、何故か悔しさは感じない。 何故?

それは、この一年と、これからの日本の女子サッカーに残してくれた影響の大きさ。

なでしこたちは、昨年の突然の環境変化から、コンディションを狂わせる出来事も
多かったのではないかと創造する。

しかし、結果に甘んずる事無く、
自らの成すべき事をきちんとこなした結果が、
チームをサッカーの聖地ウエンブリーで再びファイナリストまで押し上げた。

それは、常に、彼女らとコーチ、関係者全てが、
「日本の女子サッカーを変えたい!」 「変えるんだ!」 「認めてもらうんだ!」 
と言う思いが常に根底にあったから。

未来のなでしこを担う、19歳のマナも、あのシュートを止められた事で、
最後まで悔しさを噛み締めていたが、マナ! 次はU-20WCだ!

「課題があるから、上手くなる」
「上がいるから挑戦できて」
「夢があるから強くなれる」

ありがとう、なでしこジャパン!




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