今シーズンを振り返る

サッカーを辞めて1年以上。
オフシーズンのトレーニングが足りないかなと思ったのは
既にシーズン後半だった。

身長と体重の増加による滑走スピードに耐えられるフィジカルが伴っていない。
今シーズンのメインの板は176cmR23と150cmSL。
特に苦手なSLの滑りが全く安定しなかった。

シーズン初めの菅平グランプリでスイッチバック。
ターン前半をキチンとすればするほど破綻する可能性が増していく。

板が走って遅れるから後半にズラシのエッジングをして減速。
全中予選から全中、白馬SL辺りまでは見れたものでは無かった。

3月のJapan-Cupからは143cmに戻して上で踏む滑りの感覚を取り戻しつつあったが
未だ結果が伴わず、歯がゆい思いをしていたと思う。

クロスの練習に車山に行った際に平山さんにも、
「SLは今は未だいいから」 
「今は兎に角GSをしっかり練習すること」
と言われる。

全くその通りだが、そのGSも調子が上がらない。
全中予選の緩斜面+ソフトスノーでランキングが上げられず、
全中では、急斜面と荒れた斜面にビビッたらしく、
板を縦に入れられず、ラシクナイ滑りを2本繰り返してしまった。

ただ、緩斜面の繋ぎと緩斜面のラインの伸ばし方は素晴らしく、
エコーの練習環境の変化による物と思われた。
昨年までの斜面に加え、下のリフト1本分の緩斜面が効果的なのだろう。

セットや雪質にも泣かされた。
昨年、調子が上がった白馬のGSは、
まさかの縦セット+最小ゲート数で持ち味が出せない。
前走の高校生がR35で待ってしまうようなセット。
2本目は、
「最後の斜面の上から組める所は全部組め」
の指示通り、殆ど組んで来たが。。。

さかえ倶楽部の大会も、荒れたバーンでドローも悪く、
2本目で捲くには限界があった。

GSで勝てない。。

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ジュニアオリンピックに向け、ほおのき平でSLの練習をさせてもらった。
SLのゲート幅でフラッグを付け、
無駄な逆手をせず、
スキー操作を徹底的に見直す良い機会を持てた。
上で踏む。
雪煙が上に飛ぶいつものマハルの滑りが戻ってきた気がした。

そして、志賀高原ジャイアント。
ここは斜面が全て。
本当の技術が問われる。

GSは中間でコーチング。
立っているにはスキーを履くしかない氷の斜面。
久々に見る完璧な滑り。
R23でキレキレ。文句のつけようが無い。
しかしスピードが出すぎて緩斜面の前で溢れるミス。
2本目も完璧だったが、同じ場所で溢れてOUT。
ゴールは出来なかったが滑りは全く問題ない。

調子が上がってきたSLは、ドローも良く1番スタートでラップ。
タイムはぶっちぎり。
良く動いたが、未だ板の走りに対応し切れず遅れる場面が多く納得していない。
それでも、結果が欲しいらしく、
2本目は流して滑ったと言う。

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さて、ジュニオリ。
両種目とも調子は上がって来たが、
マダマダ本人は納得しない。
「スピードに耐えられるフィジカルが無いからだ」

ジュニオリ前から、筋力が少なく上げ易い部位を狙って、
腕立て、懸垂、握力アップを行う。
これにより、SLの当たり負けが減り、走った板に乗って行ける場面が増えてきた。


自身参加4回目のジュニアオリンピック@ほおのき平スキー場。
完璧なバーンによって、後半からの選手でも上位を狙って行ける。

GS。
スタートから、「あれっ」っと思ったが、予想通り。
中間ゲージにも到達せず。
スピードが出て溢れたゲートの次でアウトエッジが嚙んでOUT。
また、結果が出せない。

SL。
シリーズ戦のランキングは長野県最下位で出走順は111番。
それでもバーンが荒れないで持ってくれそうなので、
フリップに入る可能性を期待。
最近始めた、スタート前の腕立て伏せを忘れない。

結果は1本目12位でリバースに入り、2本目はコースラップ。
本人は納得しない滑りだったようだが、
ゲートに当たり負けない上体で足元が安定し始め、
しっかり撓ませて板が走る。
これがマハル。

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最後まで結果が伴わないシーズンだったが、
サッカーで言う所のクラムジーの時期。
周りで言うより本人は一番解っていて悔しいはず。
今は結果はいい。

シーズンオフのフィジカル強化を気長に行わせ、
近未来に訪れる結果が求められる年代に備えたいと思う。

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このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2015年4月 3日 12:46に書いたブログ記事です。

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