アビエスは長野県の第4代表としての参加。
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長女の時と大会の内容が異なり、各県の順位によるブロック総当りリーグ戦。
Aブロックで優勝しても全国大会への繋がりは用意されていない。
新潟・富山・石川・福井・長野の5県から20チームが進出した。
登録チーム数の多さから、長野からは5チームが参加。
アビエスはCブロックで4チームと戦った。
初日は、30度近い気温。空気は乾いていても、自宅の朝の気温は13度。
すっかり、汗腺が閉じてしまった身体からは、幾らアップをしても中々汗が出てこない。
それでも熱中症を防ぐために、こまめに水を飲ませたが、身体の順応は遅かった。
初日は走れない上に、運動会で参加できないメンバーもいて2敗。
翌日は、現役に最も近いコーチからの提案で、ポジションを総入れ替え。
DFをFWに、FWをDFに、中盤も大幅に入れ替えた。
結果、6年生2名がFW、4年生2名がDF、中盤は5年生。
マハルは初日、トップ下と左サイドのポジションからFWへ。
これでは、あいてFWの速度とパワーにやられっぱなしになるかも?
という、恐ろしい状況で試合開始。
しかし、内容は全く逆。
常に相手陣内で試合を進め、すぐに先取点。そして追加点。
終わってみれば、6対1の圧倒的スコア。
何故そうなったのかは、それぞれの気持ち。
FWの6年生は、中盤の5年生やDFの4年生が気になるから、そこまでカバーリング。
更に、DFの4年生は元々FWなので、ボールに関わりたくて、
どんどん前に押し上げてくる。
結果、全員攻撃・全員守備が出来上がった。
アビエス風トータルフットボールだ。
最終ゲームは、地元長野同士の対戦。
最近は勝った事のない、一方的なゲームになる事が多いレッジーナ戦。
この大会でも全勝負け無しでブロックトップ。
しかし、このゲームもアビエスがボールを支配。
相手の10番にボールが入ると、マハルが圧倒的な体幹でつぶしに行く。
そして、マハルの左足からの先取点。
(ビデオ映像からで画質悪し)
だが、段々と走れなくなり、ラインを上げられなくなった4年生DF。
そこをカバーしきれなくなる中盤の5年生。
相手FWの速さに付いて行けず、オフサイドの見逃しもあって2失点。
1-2惜敗。
しかしこの日のゲームで、選手たちもコーチも、勝つことの喜びと同時に
負ける事の悔しさ、そして、「自分たちはヤレル!」と言う自信。
コーチたちは、サッカーの奥深さを知らされた。
マハル自身、終わってみれば、ハットトリックを含め1日4得点。
最近のオフトレの体幹トレーニングがサッカーにも活かされ、
素晴らしいボディーバランスを見せてくれた。
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JFAの冠が付くこの大会には、ナショナルトレセンコーチ2名(榎本さんと北川さん)も来られ、
選手たちは勿論、各チームのコーチに対する指導者講習会も開催された。
写真は北川 ちはる ナショトレ・コーチ
九州担当のコーチだが、北信越の状況を見てみたいと駆けつけてくれた。
関心したのは選手に対する会話の方法。
一方的に教えるのでは無く、常に考えさせ、選手自ら声を出して答えを確認させる事。
20チーム400名以上の選手を、一度にトレーニングさせる術。
勿論、県トレセンコーチやチームコーチの協力が無ければ実現不可能だが、
コーチ資格取得と更新講習等で、指導方針は同じベクトルにあり、
それは容易いのかもしれない。
写真はリフティング大会のマハルの一枚。
結果は5分間の連続回数80回で、優勝した700回を超える選手には到底及ばない。
5分で700回となれば、一度も落とさずに続けるだけでなく、足元で小さく弾ませ、
回数を重ねないと実現できない回数だ。
この点についても、北川さんは、優勝者や回数の多い選手を褒めた後、
「皆さんは、回数を競うより、きちんとインステップで捉え、
頭の高さ程度まで無回転でリフトし、
更に、リフトアップ中に視線を切るように練習しましょう」
「試合に生きる練習になります」 と。
私の選手に対するコーチングと全く同じで益々関心。
今では無く、将来勝てる選手に導く事が大切なのだ。
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2日間を通して、
その場に存在した選手・コーチだけでなく、この大会に参加できなかったコーチにも、
指導力の向上を計るJFAの体制にまた関心した。