初の全中。何から書いて良いか迷うけれど、
思いつく項目として上げれば以下の4つ。
・SLの目覚め
・今季初の緊張
・極端な天候
・風邪に掛かる(親父)
こんな所か。
どうもSLの目覚めは本物のようだ。
「早い方向付けと短いエッジング」がもたらす
ターン後半の板の走りが際立って来た。
内手の使い方が良くなり、事前の練習では大人の滑りに
成ってきていたようだったが、本番ではどうなんだろうと思っていた。
内容は、気温10度という異常な暖かさで、締まったバーンも緩み始める。
本命2人が転倒で居なくなるレースとなってしまったが、
長野県選手の優勝と入賞もあり、結果はまずまず。
マハルは1本目57番スタートから、緩斜面への繋ぎ部分で
サーカス並みのリカバリ2発カマシて大失速したものの、
28番のリバースギリギリに食い込む運を持ち、
「思いっきり捲ってやる!」
と言って上がっていった2本目も、
スタートから見えない前半部分で空中に大きく舞ったようだが、
緩斜面は誰より速いスピードで駆け抜け、ラップから1秒以内の5位のタイム。
結果14位で来年の枠に貢献できて一安心。
体重差があるからなー と考えていたSLだったが、
中々楽しませてもらえる種目になってきた。
GSの大会は強風で横殴りの雪と極寒の中行われた。
このレースに至り、今季初めて緊張を味わったようだ。
いつものGSの滑りは全く出来なかった。
急斜面入り口で、旗門に内手が掛かったのだろうか、
思いっきり身体が回った状態で視界に現れてから、
幾度となく修正を試みるも、
エッジが掛からずターン後半のエッジングになってしまう。
ここに来て戸倉のハードバーンの餌食になってしまう。
特に右足のトップから足元のエッジが甘かったのか、
ターン前半で捕えても板が入ってこないのが良くわかった。
このタイム差だとリバースは難しいとは思ったが、
車に戻ってファイルで切れるエッジを作りだし2本目に備える。
するとなんと、今回も運よく29番でリバースに入る。
しかし、2本目のインスペクションで降りてきた時に板を渡した時の雰囲気は
ゴーグルで表情を隠し、いつもの元気が無い。
「おい、2本目はラップ取るんだろ!」というコーチの声も聞いているのかどうか・・・。
そして、天候が更に安定しない。
強風によるホワイトアウトも何度か発生し、
ゴール付近にいても寒さで具合が悪くなってきた。(既に親父風邪ひき始め)
きっとスタートハウスで2番スタートで人より先にフルワンになり、
寒さで震えているのかもしれないと想像しはじめたら、
「気持ちも前に持っていけないでいるのかもなー」
とか
「2本目は無くなっても良いかなー」
なんて考え始める風邪引き親父。
そんなこと考えているから、本当に2本目はキャンセル決定。
・・・・・・・・・・
後ろ向きな親父は、実はちょっとホッとしていた。
コースを降りてきたときは悔しくて悔しくて。泣いていたらしい。
やっぱり1本目の失敗を悔やんでいるんだろうなーと思ったら。。。
全く逆。
後から聞いたら、
先生曰く「マハルさん、やる気満々で用意してましたよ」だった。
もー早く滑りたくて、ガンガンに責める気満点だったらしい。
2本目滑れなかった悔し涙だったんだ。
風邪引き親父のよわよわメンタルとは違うのだな。
まー結果は伴わなかったが、間違いなく1段 階段を登った大会となる。
県連のコーチたちとも多くの話をし、県内外に更に友達も増えて
親父の風邪以外は全てプラスだった2014全中が終わった。
このブログを書いているのは5日後の月曜日。
親父もやっと風邪が治ってきて、
シーズン後半に向け 「サポート隊、しっかりしなきゃ」 と思っている。
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