SGの板って

K2ののシリーズ選ではカンダハー東コースでのSGが2戦組まれている。
スケジュールは1月下旬。
SGと言えばゲートインターバルが広くトップスピードも高い。

この大会に向けた練習はどうすればよいのか。板は何を用意すべきか。

未知なる状況はどの選手も同じだと思うけど、
一番の課題はスピードトレーニングを行える環境の不足だと思う。

スキー場の営業時間中は、一般のお客さんとの衝突の危険もあり、
フリー滑走も含め実現できる環境は相当限られて来るだろう。

早朝や、ナイター等でスキー場の協力の元、機会を確保していく事になるだろう。

昨年までの状況が確保できれば、一番期待できるのはエコーバレーの貸切ナイター練習。
アンデルマットの最上部から、第8リフト乗り場まで。
距離はSGとしては短いけれど、斜度は十分すぎる。
なんといっても、完全貸切で衝突の心配も無く、
思いっきり縦に踏める。本人のビビリだけが課題だろう。

あとは、板。
夏のカスタムフェアでは、SGの板は後日決定としていたが、
昨年、旅人君から貰ったR23の183cmがある事に気づいた。
これをそのままだと、ピストンプレートが強すぎるので、
ビンディングとプレートをジュニア用に取り替えてみた。

DSC_0106.jpg

Volklは元々の重量が軽いので、プレートとビンディングを替えただけで、
手に持っただけではGSの板と殆ど変わらない感覚だ。

あとは、183cmと言う長さが妥当なのかどうか?Rは23で良いのか?
全く未知数だ。
この板を使って滑りを確認できるのは1月に入ってからか?
12月からの遠征にも持っていけるか・・・。

当の本人は現在遠征でフリー滑走を数日実施。まだ滑り始めたばかり。
これからSGのトレーニングに入ると思うが、
ちょっと、調子がイマイチらしい。
「一昨年のようにルンルンではないかな」 とういLineの本人のコメント。

全てが初めてで楽しみだけだった一昨年と比べ、
自分が置かれている状況や、求める物、目標とする物の変化が
本人の意識を高くし、気にかける項目が非常に多いのだと思う。

親としても、「調子悪い」って言われれば、やたら気になる所だけれど、
コーチ目線で見れば、先日のグレステンでもストイックに自分の滑りに向き合い、
納得するまで自己判断でトレーニングメニューを変えたりする姿勢の変化を
今の彼女のペースと捉えれば、
次の伸びしろを見つけた状態と言えるだろう。


一回り大きくなった滑りを見せてくれる帰国を、
出来上がったSGの板にWAXを入れて待つ事にしよう。




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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2013年11月10日 07:45に書いたブログ記事です。

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