SANシリーズ第3戦戸隠SL。
戸隠は蕎麦も食べに行ったことが無くて、どうやって行くのかも解らなかったけど、
北部のスキー場の割には標高も高くて雪質も良く、
宿のおばさんに聞いたらその日の最低気温は我が家と同じくらいで雪面も硬そうで
期待できるSLの大会となった。
しかし、前々々日の練習で転倒、おしりを強打し、当日は歩けないばかりか
足先まで痺れてしまって感覚も麻痺していた。
これは、今シーズンは終わりかなと思った翌日、
脅威の回復力でびっこ引きながらも歩き出す。
早速予約した石井整骨院のゴッドハンドで幹部を整えてもらい、
あとは、アスリートミニとモーラステープで回復を待った。
TCM当番なので前日入りするも、コースオープンに入れるはずも無く、
1本滑って痛みを確認しただけで 戸隠そば を食べに、さっさと下ってしまったが、
蕎麦の味は、車山の如月の方が遥かに上だった。
なんだかサエナイ初戸隠だった。
なんだかサエナイ初戸隠だった。
さて、翌日出るかどうかの判断。
怪我の状況は、打撲だけと言うのははっきりしていたので、
痛みさえ引けば完走してポイントを少しでも積めればと思ってはいた。
しかし、今回はトップビブ。
何時も以上に注目される存在となるのは間違いないし、
今回は2本合計というレギュレーションも無理が要求される。
一生ママにも、無理は絶対駄目 と釘を刺されていたようで、
本人も、当日まで出るかどうかは迷っていた。
当日。
アップしてみたところ痛みは感じない。 「大丈夫」 と。
1本目は6番スタート。
今回も1本も叩かない宣言をして出て行く。
周りを驚かせるスキーの走りで
「なんだあの選手 順手であんな速いのかよ!」 の声
結果1本目ラップ。
ゲートに入るとフリーとは違う無理が身体に掛かるらしく、
ゲート毎 「痛てっ」 「痛てっ」 って言いながら滑ったらしい。
そして、「30番やだなー」 と、荒れを気にしていた。
2本目。
1本目ゴールした後、下でウェンちゃんに 「下だけでも叩け」 って言われたらしく
どうしようか真剣に悩んでいる。
さて、フリップ30スタート。
昨年の志賀ジャイアントの大会が被る。
あの時も2本目スリップクルーが残したゲート上の雪の塊に弾かれて落とされた。
今回は、コースレイアウトとリフトの乗り継ぎの関係でスリップクルーがまばら。
そんな状況でゲート上まで綺麗にしてくれる気の聞いたスタッフは少なく、
急斜面になればなるほど、上で踏むマハルのラインは、
1つ上のゲートの下をデラした時に転がりだしたジャガイモだらけ。
スタート直後の緩斜面から、トップが落ち着かなくて苦労している様子が見て取れる。
それでもスタート付近を再び唸らせる速さを見せる。
しかしゴールしたタイムを聞くとラップから20秒近く遅い。
まー完走したならOKでしょう。元々それ目的で来たしね。
そうだ、転んで痛みが出ていたら困るなと思って、狭い通路をゴールまで降りると、
チェルちゃんと談笑中。
「転んじゃったーはっは。・・・痛くない」
それより、
転んだところの旗門員の人に話しかけられた。
「上のあのゲートは通った?」
「はぁ? は、はい通りました」
まったく、冗談じゃない、こっちは急いでスイッチバックして再スタートしようと
思っているのに。 選手に聞くなー見てろーよー。
だったそうだ。
旗門員をリスペクトする事教えなきゃか?
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