サッカーの世界では最近当たり前のように使われる言葉。
リスペクト RESPECT
対戦相手を 敵 では無く 相手 と呼ぶところから教えられるコーチ講習会。
相手がいて、審判がいて、場所を提供して下さる関係者の皆さんがいて、
応援してくれる保護者の存在があって、初めて試合が成立する。
審判ジャージの左腕にもRESPECTと書かれている丸いワッペンを付けている。
全ての存在をリスペクトすること。
この考えは、選手だけではなく、当然コーチ、審判にも行き渡る。
試合中でも相手の素晴らしいプレーには、ベンチから「ナイスプレー」の掛け声が飛び、
審判も良いチャレンジには微笑みながらジャッジする。
試合終了後には選手コーチ審判全員が握手。
全てが揃わなければ、その試合は有り得なかったのだから。
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最近スキーの大会でも、気持ちの良いリスペクトの瞬間を
選手達の間で沢山目にするようになった。
競い合う相手に対し、きちんと挨拶をするのは勿論、
スタート前で、色んな地区の選手と仲良く会話し、
それら選手のスタート時にはエールを送る。
試合後も、相手のパフォーマンスに素直に賞賛の言葉を送ることが出来る。
まだまだ一部の選手達の間での事かも知れないが、
昨年ジュニオリに参加したトップの選手達など、
競うだけでなく励ましあえる、
チームを超えた素晴らしい関係が出来つつある。
さー我々コーチ・保護者はどうだろう。
他所のチームの選手・コーチに、きちんと挨拶できているだろうか。
良いパフォーマンスには惜しみない拍手が出来ているだろうか。
「あのコーチ、なんかやだね」 と言われて居ないかな。
私たちコーチが触れているのは、担当する自分の選手の未来だけでは無い。
その大会に参加している全ての育成年代の選手たちの未来だ。
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