逆手対応への経過

スキーの走りを伴ったままでの逆手。
ひとつのテクニックをマスターするのにここまで時間を掛けるのは
初めてかもしれない。
それ程、難易度が高いのだろう。
ゴールデンエイジでの習得が必要な部分だとは思う。

DSCN7174.jpg

先週の鹿島槍での練習で手ごたえを掴んだらしく、週末はNHK杯だっていうのに、
「スラやりたい」 ばっかり。

昨日のエコーナイターは、湿った雪と雨で表面のみ硬化し、
5cm下はフワフワの最中状態。

戸隠以来の確認となるSLの滑りは、
リフトの上や、ゲレンデ下から見ていると、逆手なのか順手なのか解らない。
順手のスピードで逆手対応している。
やったー逆手マスターかな、と思ったらミス連発。

逆手で行った場合に若干内足に掛かるらしく、
その分切り替えが遅れてラインが落ちて破綻。

鹿島の雪と違ってエコーの走る雪では、まだアジリティーが足りない。
でも、順手と逆手を組み合わせての対応はそこそこになってきたので、
野沢のSLでは叩くのかなと思いきや、
川村さんに 「叩ける所だけ叩け」 と言われたようだ。
滑走した状況に併せて、逆手が有利な場所だけ都度都度判断して対応。
と言う事になったようだ。

あくまで、スキーの走り優先で、
あとは選手の滑走中の判断に任せるというコーチング。

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サッカーでも、状況判断はベンチコントロールではなく、
選手個々がピッチ上でリアルに行うのが当たり前だけど、
スキーでもそうあるべきと思っている。

インスペクションは5年生の時から、どんな大きな大会でも自分一人で対応し、
コース状況の無線も電話も入らない。
最後は自分で滑るのだし、人の感覚と自分の滑走時の感覚は違う。
自分のインペの感覚を高め、自分を信じる事でメンタルを強くする事に繋がるはず。


育成年代は、コーチが対応する範囲を敢えて制限する事も重要だ。
サッカーでも、自分で考え判断する事を重視する。
コーチが自ら本当に必要となる部分を判断しコーチングする事の重要性。


マハルは逆手対応の判断がもう一つ入るだけなのだ。



・・・ NHKはGSだってばさ。 

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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2013年2月20日 15:50に書いたブログ記事です。

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