底辺拡大(保育園巡回)

長野県サッカー協会の依頼を受け
保育園を週1回のペースでサッカー巡回をしています。
我がサッカーチームは巡回とキッズスクールを両立し、
今年からは県協会からの補助金無しで運営しています。

ここで言う補助金ですが・・・
サッカーの低年齢層を対応するコーチ・審判等は
基本的に全てボランティアです。

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写真の3名は保育園サッカー巡回のコーチでもあり、
冬はインストラクターでもありますが、基本的に夏は無償。

私の場合は、冬のジュニアのコーチも無給で対応しているけど、
これは例外的存在。

スキー連盟とサッカー協会の最大の違いでもあるこの状況。
底辺拡大の為には、まず取っ掛かりを設けないといけない。
でもその敷居が高い。その一つがコーチフィー。
リフト代や道具代も大きいけどね。


サッカー協会は、少年以上が全国大会に繋がる試合に出場するためには、
選手登録を義務付け、年間1,650円を徴収する。
これだけでなく、チーム登録費、監督登録費、コーチ登録料、審判登録料・・・
選手人数にもよるけど、1つのチームが大会に参加するためには、
協会に5万円近くの金額が納められる事になる。
でも、選手個人は1,650円で以上。

この金額が、日本代表の強化を初めとし、各地区の強化ポイントのために使われる。
保育園巡回への補助金もその一つ。
底辺が広いからこそ成り立つ仕組み。


昨年はでは我がチームでも、15万円の補助金が支給されていた。
これを日当に当てるのではなく、園児用のボールを購入し、各園に巡回後に
一定期間置いて行く。
巡回では写真を撮って、園児一人ひとりにその場で印刷して記念に置いていく。
月一回のキッズスクールの案内と共に。

これだけの試みが、ボランティアに支えられて遂行されているのだ。

スキー連盟も昨年からK1以上の選手は指定の大会に参加するには
登録が義務付けられた。
しかし、その見返りは何処にあるのか?
何に使われているのか、何処を重点的に強化しようとしているのか?
全く見えて来ない。
(サッカー協会はきちんと報告が来るよ)

これでは、先に繋がって行かない。

少なくとも、選手の所属するチームや学校に報告が来ても良いのでは?
認知度を上げるためにもね。
もっと努力しようよスキー協会・連盟。

・・・・・・

で、此処は山間地。
冬はサッカーは難しい。(体育館でフットサルやるけどね)
才能のある選手は、より良い環境を求めて県外へ出て行く。
我が娘も高校から都内の女子高に進んだ。

・・・・・・

ここに生まれた才能のある子供たちに、
地域性を生かしON/OFFの切り替えで、
もっとスキー・スケートに目を向けさせられないかな。

スピードスケート北海道の高木美帆選手も夏はサッカーをやっていたらしいけど。

茅野からはスピードスケートの選手が出てきているけどスキーの選手は???
スケート協会は底辺拡大は試みているのかな?

環境的には市のリンクがあったり、車山に代表される恵まれた環境があるのだから、
あとは、底辺拡大とコーチの取り組み次第か?

協会の仕組みが整うのを待つより、まず行動に移せないかな。

私が代表を勤める少年のチームには、
現在5人のスキージュニア選手が存在する。
サッカーの練習の中に、スキーのトレーニングに繋がる練習も多く取り入れている。
ここから生まれる繋がりもあるかなと思って。

スキーシーズン中は見学いつでもOKと言っているけど中々ね。

夏の間にも繋がりを作って行く事が大切かな。

スキーのジュニアチームが地元に有る事からアピールが必要か?
冬の保育園巡回ではロイヤルJr.のビラ配る?
意外とロイヤルヒルは小学生リフト無料って知らないかも。
コーチ代も外部の優秀なコーチを格安で依頼しているし、
それ以外はボランティアで運営。
用具も上級生のものを融通し、可能な限り金銭的負担を少なくして・・・

そんな中で、地元の大会で腕試しして、いずれは全国レベルの県内大会へ出場。
上位を狙って行く!

サッカーより世界を目指すのは容易いかも?


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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2011年6月16日 19:32に書いたブログ記事です。

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