野沢ジュニアアルペン&NHK杯

野沢の雪に苦しめられ、これを克服するきっかけとなる大会となった。

重く湿った雪が、人口雪に慣れた選手を苦しめる。
課題となるのは、
・斜面変化ではなく、雪面変化に対応する能力
・ズレる時、ズラす時のスキーの挙動の違いの克服(慣れ?)

人口雪では、安定した雪面状況が続くのに対し、湿った雪は、数センチ単位で状況が変わる。
慣れていないと安心してスキーに乗り込めない。

リニアにズレずに、一気にズレる。ダッダッダッ とズレる。

これらに対応する能力は、どうやってトレーニングするのか?
湿った雪対応の特別なトレーニングがあるのか?

・・・・・

結局、慣れて行くしかないと思う。
アップバーンがボコボコだから、思うように調整出来ずに焦れるマハル。
「大会バーンは整備されているから大丈夫だよ」と言っても、足元の感覚(違和感)が、
自信を奪っていく。

2日目のGSLのスタート。いつもなら、ビデオ撮影のため、スタートハウスに入った所で離れるのだが、
今日は、「スタートまでコーチングして!」との要望に対応した。


・・・・・

NHK杯兼長野県小学生選手権1-4年女子。マハル 4番スタート!
スタートからの漕ぎとスケーティングは、やっと自信を取り戻したのか
いつのもスタイルに戻った。
しかし、動きが硬い。ゲートからも遠く、倒れていない。内足もオネーマン。

滑り始めると、足元の違和感がいつもの滑りの感覚を奪うのだろうう。
まーこんなもんだろう。
トップは、オニヤンマ(3年)と南牧の子。山ノ内の3年生にもコンマで負けていた。


それでも4位入賞で、やっと笑顔が戻った。
「まっちゃ、上固かったでしょ。だから、ゴーグルをちょっと触ったの。そしたら楽になって、
下は凄く簡単だった」

奴が、簡単だったと言う時は、それなりに順位が良い時だ。
どうやら、この雪もなんとか対応する事が出来るようになってきたらしい。
いつもの練習の滑りになれば、優勝も可能なのだから、この大会で吹っ切れたのは大きい。

次のナスターレースで勝ち、はずみをつけて、得意なSL種目である栂池CBを取らせたいと思う。

ps.
ジュニアアルペンのSLは、雪の対応が全く出来なかった上に、なにを狂ったか、
私がSLなのに「谷に伸びろ」などとアドバイスしたもんだから、上体の谷へのキープを忘れ、GSLに
なってしまった。最低なコーチ。

WAXは、ベース赤 滑走は、モリ生塗り+ホワイト+赤 スタートは、SWIXの液体(雪音がー2度だった)

チームのサポート体制で、今回とんでもない物を持ち込んだ人がいたので記録に留めておく。

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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2011年1月26日 10:14に書いたブログ記事です。

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