大雪の中での開催。
長男のサポートで来てから10年近くになるが、これだけの大雪は初めてだろう。
先週のマスターズでの締まった雪面は何処へ行ったのか。
インスペクションだけでゲート下は片斜面になってしまう。
ゲート下でのエッジングは禁物。
SLは14番スタート。第1グループに入れたのは良いけど、
このコンディションではあまり良い順番では無い。
案の定、全てのゲートがチャレンジングな状況だったようだ。
それでも縦に踏んで板を下に向けていかなければ上位には入れない。
「今日も1本も叩かない!」「全部順手で行く!」
27mmでのナイター練習で、殆どの斜面で叩けるようになったが、
足元が難しいコンディションなら、板の走りを優先した方が良いだろう。
上位の選手の殆どが逆手で出でて行く中、
「あの子GSの滑りみたい」 の声も聞こえた。
しかし思った通り、スキーの走りは抜群。
後は、掘れに入って走った板でも良い位置に乗り続けられるかだ。
結果6位。まー妥当な順位だろう。
もう少し、フィジカルが増して来るまではスキー操作優先だ。
叩くのが目的の競技では無い。
NHK杯GS
前日より幾分冷え込んだが、この程度でコンディションが良くなるような降雪量では無い。
ただ、スタート順は5番目が貰えた。まずは感謝。
ゲートのセットはカンダハー流。振り幅と間隔と斜度とコース幅と雪質がもたらす
絶妙なバランスは先週と変わらない。
夏道の斜面変化が2本目の道以外殆ど無くなったのは大雪によるもの。
マハルは一人でインスペクション。
私が、チーム選手にアドバイスする場所とは異なる地点で一人集中してコースを読んでいた。
2011-2012NHK杯兼長野県小学生アルペン選手権大会。
マハル5番スタート。
スタートから、ターン前半をきっちり作って滑走面を上に向けて行く。
いつもと違うのは、捕らえてからの狙いがいつもよりダイレクト。
ゲートを肩で激しく弾きながら次のゲートへスキーが飛んで行く。
結果、2位
スタートから雪で見えなくなるスルーゲートまでの滑りは完璧だと思う。
表彰式の直前に、他のコーチに無理言ってゴールに降ろさせてもらった。
優勝は逃したけど、いつもの言葉が脳裏に浮かんだ。
課題はあるから上手くなる。
上が居るから挑戦できて、
夢があるから強くなる!
「真晴、おめでとう!」
「感動的な滑りだった。」
表彰式前に自然と手が伸びた。
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