個人競技であるアルペンスキーに対し、
サッカーはチームスポーツ。

少年団を卒団する6年生の3月に

「これからの中学生活、チームスポーツだけじゃなく個人競技もやってみる機械があれば
是非チャレンジしてみて欲しい!」

と言い続けて何人の子供たちを中学に送り出しただろう。

北中の選手には、今2人のスキー部の選手が存在する。

一人はキーパー。

キーパーの役割から、孤立しがちな感じはあるが、
チームの要守護神オグチ。

彼は背丈は低いがアジリティーが高く、小学4年の時に
「キーパーをやってみないか」と誘ったのを覚えている。

5年生の頃から彼は市のスキー教室を卒業し、白樺湖ロイヤルヒルJr.に入った。
ここから、ON/OFFの区別の無いシーズンを過ごす事になる。

もう一人、先日の手首のヒビが完治しない(5日前に負傷したんだから無理も無いが)
リツキ。
6年生でスキーに専念する理由で、T-FCを辞めた。
しかし、夏になるとサッカーの虫が疼き、
「そちらで一緒にやらせてもらっていいですか?」と父親から依頼があった。

私が代表を務める弱小チームに6年生から飛び込んできたリツキ。
その小さな身体から溢れる闘志と、先の展開を読む能力。

あっと言う間にチームに欠かせない存在となった。

・・・・・

中学に入ってからは、2人とも車山でゲレンデに向かっていたな。

そして、

3年生最後の年(夏・冬)。

最初にサッカー(夏)のシーズンが大詰めを迎えている。
中体連諏訪大会。

CIMG2066.jpg

雨上がりのピッチ。
荒れたコンディション。
フィジカルの強い選手が有利と成る。
蹴れるチームが有利?

スキーの大会でも、荒れたバーンの時もある。
吹雪で次のゲートが霞む時だってある。

サッカーでも、お互いのコンディションは一緒。
どちらが勝つ気持ちが強かったかで、勝敗が決する場合だって有る。

・・・・・

1試合目は、永明FC戦。
名前だけでビビル。(僕だけか?)

私 「勝つのは誰だ!」
選手 「俺達だ!」

ちょっと無理がある気持ちの持って行き方だったが、結果がつきて来た。
1-1

全く転がらないボールに
どれだけシツコク対応し続けられるか  だったと思う。
南信大会を目標に大きな勝ち点となる。

しかしこの試合で、エース負傷。
自分で立てない状態。

また、怪我人。 悔しい。
リツキを含め万全な体調で望ませてやりたい。
(2人とも夕方にYCS行き)

2試合目。
この試合も地元の対決。東部戦。

昔から何度も対戦してきている選手達。
でも、
怪我人続出と、過去の対戦結果からのおごりからか、
気持ちの部分で大きく出遅れる。

しかし、最後の所で失点しなかった。
それは、

絶対にゴールを割らせない! と言う意識が最後の最後にに働くから。

泥濘にはまってしまったボールを奪いに中央の選手が寄りすぎたところを、
ゴール前への縦パス1本で何度ピンチにさらされた事か。
アビエスの試合を見送りこちらに掛けてきた選手も素晴らしい縦への突破だった。

しかし、最後はエースの頑張り、(試合が終われば歩けない程)で、
文字通り"泥臭く"得点できた。

・・・・・

1点の喜び。
「サッカーを楽しもう!」って幾ら言っても、
やはり、ゴールが決まらなければ、それは難しいかもしれない。

みんなで、勝ちたい気持ちをボールに乗せ、
明日も、沢山ゴールまで運んで行きたい(行かせてやりたい)

・・・ 

今は夏。サッカー = チームスポーツ。

ここで納得できる結果を残すために必要な事。

「 チーム力 」

素敵な選手達の力になれるよう、私もチーム力に貢献したいと思う。





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このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2011年6月11日 20:21に書いたブログ記事です。

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