信毎杯と中日杯。
昨年より連戦となったこの大会。

やっときた感のある、1戦以来のGS。
今年は妙にSLが多いシリーズ戦で、
各チームもコーチもSLを多めに練習メニューを組んできたと思う。
しかし、どうなんだろう。SL。
多すぎる気がする。
ジュニオリのK1種目にもSLは無い。
何故、SLでは無くて、CBを大会種目にしたのか。
過去に十分議論した結果だったのではないかな。

長期的な視点から、この年代の選手が今会得すべき必要な技術を考えたら、
GSとCB中心にした方が良いのでは無いだろうか。
SLばっかりで、調子を崩した選手もいるようだ。
そして最終戦もSL。なんだかなー。


さて、金曜日の大雨の後、適度な寒波でそこそこ固くなった岩岳のかもしかコースで行われた。
SANのシリーズ戦第5戦となる信毎杯。

ジャガイモが出るか出ないか微妙な状況だったが、
最終走者になっても殆ど荒れない固いバーンに仕上がった。

かもしかのコースは、スタートから段々と狭くなる中斜面からS字カーブを経て、
最後の急斜面に飛び込んで行くテクニカルなコース。
数旗門先の自分の滑走コースが見えない場所が2箇所あり、
狭くなるコースによる圧迫感に負けない様、ここのライン取りをきちんと読んでおく事が大事。
あとは急斜面の手前のS字部分も、無難にコナス対応では上位を狙っては行けない。
更に最後の急斜面は実は6旗門程度で残りはゴールまで中緩斜面が続く。
ここに照準を合わせWAXと長い板をチョイスする選択肢もあるだろう。


結果は2位に1秒以上を付けるぶっちぎり。
硬いバーンでこそ威力を発揮する、ターン前半の捕えの早い「損して得する滑り」なり。
更にセットが難しくなればこの滑り方は威力を発揮する。
今年も志賀のGSが楽しみだ。


翌日は、日差しが出た分、斜面が緩んで来たがそれほど気になる荒れではない。
しかし出走順位が21番。
ここから捲くるのはどうだろう。と思ったがアッサリ優勝。
でもやはり、2位とのタイム差は少ない。
コース終盤の雪面の緩みで、板が走らなくなったのだろう。
156cmR14の限界を感じる。
163cmの板でもそろそろ良いだろう。
本人は練習では何の違和感も無く履きこなすので、あとは板の滑りの改善だけ。
ジュニオリに向けた親父の課題。
あそこの斜面も中緩斜面が多いんだよな。



さて信毎杯で、SRJCからは2名の選手がジュニオリ参加資格を獲得。
アルペンサポートでは計4名の選手が本大会に進める事になった。

信毎杯の夜は、宿泊先の 岳園荘 で、コーチ2人で祝杯。
CP0306.jpg

今年もアルペンの聖地かもい岳。その所以を再確認しに行きたいと思う。

参加する選手・コーチも、県連で同じゲートを滑ることで、
いつもは大会で競い合うだけの選手たちだが、
お互いの滑りを見て学び、良い部分を沢山吸収して欲しいと思う。

そして、楽しい素敵な思い出も沢山作って欲しい。
その為に我々コーチがすべき事。
勝つだけじゃなく育成年代の選手の為のコーチングを心がけよう。

全ては、プレイヤーズ・ファースト。

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このブログ記事について

このページは、スキーレーサー兼サッカーコーチ兼DBAが2013年3月 6日 19:10に書いたブログ記事です。

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